大学生のバカ息子を持つ母親からの相談
身につまされました。
読売新聞人生案内より。
私は朝日も読売も嫌いだが、読売が最も読みたいと思わせるのはこの人生案内かと思う。
今回は大学よりゲームに夢中というバカ息子を持つ親の相談。自分のところも同じようなもので身につまされる。子は親のカガミといわれる。子供を非難する前に親が変わらないといけない。そんなことはよくわかっているのだが。
大学よりゲームに夢中
40歳代主婦。大学2年生の息子は、インターネットのゲームにはまっています。家にいる間はずっとゲーム。昼ごろ大学に向かったかと思うと、午後4時ごろには、もう帰宅しています。単位が足りず、このままだと卒業も危ぶまれます。人間関係から逃げているように感じます。友達がいるかどうかも分かりません。
嫌なら大学をやめて就職を考えた方がいい、と促すと、「今の楽な生活が一番。オレのことが目障りなら殺せ」などと言い返します。話し合いになりません。親の気持ちも伝わっていないと思います。
もっと外へ出て見聞を広め、社会性を身に着けてほしい。普通の大学生活を送り、社会人になって幸せな家庭を築いてほしい。夢を持って生きてほしいのです。親は、どのように接していけばいいのでしょうか。(東京・B美)
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「親」という漢字は「木の後ろに立ってそっと子どもを見る」という意味だと言われたりもします。確かに親としてどうすることもできず、歯がゆく思うことも多いですね。ましてあなたの場合、今何かと問題にされがちな「現実社会を避けてゲームに逃げ、無為に過ごしている」という息子さんの状態は、気が気ではないことだと思います。
私はこのような問題が生じる背景には、外向性のみが重視され、内向的な性格をもった人の良さを生かしにくい社会全体の問題があると思うんですが、それをここで論じてもしょうがない。あなたの問題意識は正当なことだと思いますし、これは親も木の陰から出て援助の手を差し出すタイミングとも思えます。
お手紙の最後に、「見聞を広め、社会性を身に着け、普通の生活を送って社会人になり、夢を持って生きる」という珠玉のような言葉が書いてある。息子さんに届けたいのは、まさにこのメッセージです。いきなり就職の勧めをするより、この願いを日常生活の中でゆっくり伝えること。すぐには届かないとしても、あなたのこの気持ちはきっと通じると信じて、語りかけ続けることだと思います。
(野村 総一郎・精神科医)
お昼に卒業研究で来ている4年生の学生に聞いてみた。学費が大変だろうと。身内から月に10万円程度の仕送りをもらっているという。親も大変だろうが東京で10万円ではきついと思う。でも下に妹もいるし親も大変なのはわかっているからこれでなんとかやっていきます、と言う。なんて偉いやつなんだ。大学に入って一人暮らしするようになって親の苦労もわかってきました。そうかそうか。君も大人になったんだ、いやそれにもまして立派な親御さんなんだろうと感心する。親に見放されたからといって30過ぎの男が人を刺す事件があったばかり。ひとの親であることも大変な時代なんだと思う。
私事で恐縮だが私の母親はひとりで苦労して二人の子供を育た。私は大学に受かったときに直接母親の仕事場に合格を伝えに行った。働いている母をみるのははじめてのことだった。暑いボイラー室のようなところで汗まみれで働いていた母を見て本当に合格してよかったと思った。しかし母は重労働をしていても疲れて横になることなど一度もなく家のなかはいつもきちんと片付いていた。
親はもっと子供に自分の背中をみせるべきだ。子供に仕事の愚痴を言ったり肉体的な疲労をみせることではなく、親も一生懸命なんだというところをそれとなく察せられるようにしたい。今は子供に働いている様子を見せられる機会は少ないから時々家計簿をみせて家計がどのくらいで学費がどのくらいかかるか話してみるといいのでは。それで心うたれないような子供ならそれは親の育て方が悪かったのだと親は自分を責めるしかなかろう。子供は親の鏡だとよく言われる。上記の相談者の親ももしかしたら中高生のころまで過保護だったのではないか?親の過干渉は多くの場合子供の自立を遅らせる。特に母親は注意しないといけない。子供は大学に入ったら一人暮らしをさせるべきだ。